ドクター米もととは?菌根菌 を活用してハーブを育てる微生物マスターの秘密!

  1. 栽培方法

ドクター米もと の紹介

ここを運営している米田基人(よねだもとひと)こと ドクター米もと です。
農業を始めるまでは、世の中で食べ物が足りていない人たちに農業分野で何とかできないかと農学で研究してきました。行き着いたのが農業微生物で、化学合成農薬や化成肥料が手に入らないところでも農業ができるように、現在は微生物の生かし方や昔からの農法・新しい農法を和歌山の米もと農園にてハーブの生産・販売をしながら実践中・勉強中です。
このサイトのコンセプトは、菌根菌、ハーブや農業について、生きていくには必要ではないけれど、知ることができれば充実した人生を過ごすことができて、人生に深みがでるようになるように、
「みなさんのQOL(クオリティオブライフ)を上げることを目指す!」です。

注目の微生物、菌根菌!

微生物の可能性について調べていく中で、特に未知なる可能性を秘めた「菌根菌(mycorrhizal fungi)」について注目しています。菌根菌の菌根は菌と根が共生している部分で、この菌根を作る真菌が菌根菌です。菌根菌の種類は内生菌根菌と外生菌根菌があって、その中で植物の根の細胞壁を通って細胞の中まで入って共生する内生菌根菌のアーバスキュラー菌根菌に可能性を持っています。菌根菌が植物の根よりも広い領域から水分や養分を運び、植物はその代わりに光合成で作った炭水化物を菌根菌に渡すという「共生関係」を持ちます。なんと隣の植物とも共生するので草原の地下部は菌根菌で植物たちが繋がっているとしたらワクワクしませんか。

気になるハーブ!

ハーブに興味を持ったきっかけは3つほどあります。
1つ目はシンプルなのですが、ジェノベーゼを初めて食べた時のその美味しさに感動したことです。これがバジルというハーブの味なのかといろいろなお店を回ったりしました。

2つめは海外で出会ったハーブ「月桃」。東アフリカにあるルワンダにJICAの農業支援の仕事で2年間滞在していた時に、所長の奥さんが出してくれた月桃のハーブティに魅了されました。月桃は沖縄で栽培されていることを知り、この頃からハーブの栽培に興味を持ち始めました。

3つ目はハーブのもつ薬効成分です。ハーブは自身の力で害虫の忌避効果が期待できるかもしれません。これは化学合成農薬を使わずに病害虫防除ができる可能性を秘めています。さらに、人々がハーブの知識を持ち合わせて日常生活の中に取り入れることができれば健康増進に繋がるのではないのかとも考えています。

最近考えているのがハーブがハーブらしい香りを出すためには菌根菌の共生が関係あるかもしれないということです。今の農法がカモでフォアグラ作るように栽培されているとしたら、大昔からある共生関係を持った栽培方法は健康な植物を育てるとしたら、、、面白いテーマだと思っています。

ハーブの栽培に到るまで

JICAの仕事の任期満了し日本に帰国した時に、農業支援をする側が実際に農業に従事した経験がないのではいけない、と悟り農業にトライすることに決めました。さて作物は何を作ろうかと検討する中で、前から興味を持っていたハーブが候補に上がったものの、ゼロからハーブ農家を目指すのは難しいと思っていました。ところが就農して数か月、偶然にも市の案内でハーブの講習会が数回に渡ってあり、ハーブ作りを始めることができました。

栽培方法

といっても栽培方法は、露地栽培、トンネル栽培、ハウス栽培、土耕栽培・水耕栽培・高設栽培などなど目的に応じて様々あります。
私の畑では露地栽培と、ミニパイプハウスを使用しています。ハウスに使用するパイプは特殊で徳島県へ買付けに行ってるんです。徳島県ではこの背丈が低いパイプハウスでニンジンを育てるのが盛んです。お隣の徳島までは近いようでなかなか遠いですが、行きは高速道路で淡路島を通り、資材を積んで帰りはフェリーで和歌山港まで直行するルートで1日がかりになってしまいます。

朝採りハーブを
畑から直接お届け!

米もと農園では、化学合成農薬や化学合成肥料を全く使わずにフレッシュハーブを育てオーガニック志向の方にぴったり。除草剤を使わずに刈り草と堆肥で畑を肥やし、有機質肥料で栽培しています。

オンラインサイトはこちら
米田基人(Dr.米もと)

アフリカの食糧問題をきっかけに大学で農学を修め、博士号を取した後、念願のアフリカへ2年間の赴任。帰国後、化学合成農薬や化成肥料が手に入らない地域でもできる農業を模索し和歌山紀の川市で就農。農業、農業微生物の研究、そしてOneHERBの代表として「天然の香りでイノベーション」を目指してます。

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